世の中には触れてはいけない禁忌もある。
本日、私はWebライターに焦点を当てて、その禁忌、並びにWebライターにありがちなことを紹介していこうと思う。
私自身も自称Webライターであるため、私自身に当てはまる内容もあるが、これは生きとし生けるWebライターに向けた宣戦布告である・・・。
本記事でお届けする内容は下記の3点です。
ポイント
文頭が「こんにちは!●●です!」
文末が「お読みいただきありがとうございました!」
Webライターの記事は実はゼロから開拓して書いているワケではない
①文頭が「こんにちは!●●です!」
「こんにちは!●●です!」という書き出しで記事を書き始めているWebライターは数多く見られます。
もちろん、クライアントによっては必ず書き出しはこのようにしてくださいというルールを設けている場合もあります。
それは仕方がないことです。
毎回ご自身の名前を名乗ることで、読者へ意識付けができるという点では、この手法は有益であるかと思います。
ですが、私はこの書き出し方が一番嫌いです。
というのも、私は著者の名前になんて興味がないし、何より1行目からこのテンプレ挨拶だと読む気にならないからです。
セールスライティングで有名なジョセフ・シュガーマンもこのように述べています。
「1行目は2行目を読ませるためにある」
では、この「こんにちは!●●です!」というを文章で2行目を読みたいという気持ちになるでしょうか。
そう考えたとき、ライティングでもっとも大切なのは何よりも1行目なのです。
もっと、ユーモアのある書き出しや魅力的な文章がきっとあるはずです。
最後まで文章を読んでもらえるように、読者の心を掴む書き出し方を考えてみてください。
②文末が「お読みいただきありがとうございました!」
文末表現で「お読みいただきありがとうございました!」と書かれている方、多数見られます。
一見、読者に感謝を伝える温かみのある結びのように見えますが、私に言わせれば、
「とりあえず書いとけば良い感じの文章になるだろう」
そのような考えで書いているようにしか見えないのです。
実際、記事の最後にテンプレートのように「ありがとうございました!」と書いてあるのを読んで、本当に感謝しているのが伝わってきますか?言われて嬉しい気持ちになりますか?
そんな意味のないお礼より、最後まで読者が愉しめる文章を書く。
それがWebライター然り、文章を書くことを生業とする者の使命だと私は考えています。
③実はほかのブログをコピペしているだけ
コピペとは言いましたが、他人のブログの文章をコピーして貼り付けているという意味ではありません。
これは暗黙の了解と言いますか、Webライターなら誰もが裏でやっていることだと思っていますが、Webライターという仕事はほんの一部の開拓者を除いては、大手ブログの内容を参考にして、記事を作り上げているはずです。
例えば、「Webライターで稼げるジャンル」というのを例にしてみましょう。
あるブログでは「金融」「不動産」「医療」「美容」「転職」「恋愛」が紹介され、またあるブログでは、「金融」「医療」「美容」「不動産」「転職」が紹介されています。
そして、また別のブログでは「不動産」「金融」「転職」「医療」「美容」が取り上げられています。
(上記は実際に「Webライター 稼げる ジャンル」で検索して引用しました)
はたして、この人たちはゼロから研究して調べたのでしょうか。
恐らく、「Webライター 稼げる ジャンル」などと検索してさまざまなブログをチェックして書いているはずです。
そして、そのブログを参考にしたことがバレないように多少文章を変えて、さまざまなブログから要素を取り入れたりもしているはずです。
このように、最初に研究を重ねてその分野に関して執筆してくれた方を除いては、「検索上位に表示されているから」「アクセス数を稼げる内容だから」「SEO対策」といった理由で、他人のブログを参考にして書いている方もいらっしゃいます。
正直に言ってみてください、あなた、他人のブログの内容を参考に文章を微妙に変えて書いたことがありますね?
本記事のまとめ
文頭「こんにちは!●●です!」は甘え、一行目は二行目を読ませる文章を書こう!
文末「お読みいただきありがとうございました!」も甘え、最後まで読者の心を掴む文章を書こう!
Webライターは必ずしも自身の経験や知識だけで文章を書いているワケではない
というわけで、今回はWebライターの禁忌やあるあるについて簡単にご紹介しました。
結構厳しい言葉を並べていると思いますが、文頭・文末表現に自分らしさを出すだけでも文章が一段と良くなるはずです。
そして、こんなことを言える立場でもありませんが、きっとあなた自身の成長に繋がると思うので、心に響いた方は参考にしていただければと思います。
長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!
ちなみにこれは、自らが批判した文言を敢えて使うことで笑いを誘う「高等」テクニックです。
読者「下等定期」