介護/nursing care

雑記

【食品レビュー】レトルト介護食を食べてみた

仕事として介護職を始めるに当たって、介護食を食べてみました。

結論から申し上げると、私の口には少しだけ合いませんでした(あ、表現はオブラートに包んでいますが、本当に言いたいのはこんな表現じゃありませんからね!)

(そりゃお前・・・今回レビューに使用したキューピーとエバースマイルの奴らが見てたら困るだろうが!)

今回、レビューとして使用させていただいたキューピー様、エバースマイル様にはこの場を借りてお礼申し上げます。

今後も高齢者や私たち介護する側のために、より良い表現を作り出していただけることを心より祈念いたしております。

本記事のポイント

市販の介護職を食べてみた感想

食感や味は高齢者向けに調整されている

いずれも3口食べるのが限界だった

おじや鮭大根

生臭い

やたらと鮭の生臭さが鼻についた印象です。

個人的にはこの匂いも無理で食欲が減退しました。

介護職を作る上でこの生臭さが際立ってしまったのか、製品的なものなのかは不明です。

噛まなくても良い

全体的にドロドロしていて、噛む必要がないほど軟らかいです。

噛まずに飲み込むことができました。

お米の触感は少しだけ残っていますが、お米も噛む必要がなく硬口蓋ですりつぶすことができます。

そのほかの食材には「にんじん」「だいこん」などが使用されていますが、味も食感もありませんでした。

ドロドロの見た目

おじやなのでドロドロはしていますが、嚥下機能が衰えた高齢者向けにとろみは通常のおじや・雑炊よりも強いです。

ドロドロというよりはネバネバに近いかもしれません。

煮込みハンバーグ

触感はしっかりしている

おじややうどんと比べると比較的、ハンバーグの触感は残っています。

切り分けるのにも、箸にしっかり力を入れなければ切れませんし、噛んだときにも噛み応えはありました。

味が薄い

見た目はしっかりと味が付いていそうなソースですが、コクや辛味は一切ありません。

味がない・水で限りなく薄めたソースという表現がしっくり来るかと思います。

かすかな甘みとどことなく苦みが感じられました。

鶏肉は使用されているものの、肉の風味は一切なく、豆腐のハンバーグに近いといった印象です。

酢豚

甘酸っぱい香り

酢豚特融の甘酸っぱい香りはあります。

ですが、「あ、酢豚だな」と言う感覚はなく、酢豚に似た何かという印象です。

汁で満たされている

酢豚と言えばとろみのある甘酢あんですが、こちらの商品はあんと言うよりはスープのように思えました。

写真のどおり、用意いっぱいに甘酢あんが満たされており、若干さらさらしていました。

味はあまりなく、かすかに酸っぱさが感じられます。

豆腐のような肉・にんじん・ピーマン

具材は肉・にんじん・ピーマンの3種類で、いずれもそのまま使用されているわけではありません。

すべてムースで作られています。

言うなれば、豆腐のような肉・にんじん・ピーマンでしょうか。

箸でつつくとホロホロと崩れるほど軟らかいです。

それぞれ、味に違いはなく味のない豆腐が近しい表現だと思いました。

本記事のまとめ

介護食を食べてみて思いました。

多くの食事は栄養士や調理師の手作りとは言え、このような料理を毎日食べさせられるなら、病気や死の危険性はあっても普通食を無理矢理食べて、誤嚥性肺炎などの病気にかかって死んだ方がマシではないかと。

それくらい尊厳が傷つけられる内容だと思いましたし、食事に対して何の喜びも楽しさもありませんでした。

それどころか、食事が苦痛にすら感じました。

高齢者になると味覚や感覚が変わり、こういった食事が美味しいと思われる方もいらっしゃるのかもしれませんが、それでも、私のような感想・感情を抱いて日々介護施設や自宅で暮らしている高齢者もいらっしゃると考えると胸が痛むばかりです。

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