名探偵コナン detective conan

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【ネタバレ&感想】『名探偵コナン100万ドルの五稜星』怪盗キッドの真実とは?

※本記事には劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」のネタバレを含みます。

劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』ネタバレ

試写会なしでの上映となった本作品。

原作に先立って明かされる"キッドの真実"とは一体なんなのか。

本作品で3つの新事実が明らかになりました。

ポイント

工藤新一と怪盗キッドはいとこ同士

工藤優作と黒羽盗一は双子の兄弟で、盗一が兄

黒羽盗一の生存が確定(登場シーンあり)

新一とキッドの顔と声が似ている理由

新一とキッドの顔と声が似ている理由は、優作と盗一が双子の兄弟であるためであることが明らかになりました。

劇中では、平次が新一とキッドの顔と声が似ていることに気づき、コナンに兄弟の有無を尋ねており、青子がコナンが快斗の幼少期にそっくりであることに言及しています。

新一とキッドは、お互いがいとこ同士であることをまだ知らないものと思われます。

黒羽盗一の生存が確定

自殺に見せかけて殺害されたとされていたキッドの父、黒羽盗一の生存が確定しました。

今作では、川添に変装して捜査の手助けをおこなっており、息子のキッドを実は見守っているようすや甥のコナンに事件捜査を任せる場面が描写されています。

そして、エンディング後のラストシーンでその変装を解き、黒色の衣装を身にまとった姿を現しました。

初登場時に、川添が遅れてやってきたこと、時折鋭い目つきを見せること、そして、キッドが搬入業者をくじで旅行に行かせたように、同じ手口で川添を旅行に行かせたことなど、匂わせ的な描写はありましたね。

平次の告白の行方

100万ドルの夜景を前に、ついに告白の瞬間がやってきます。

「お前のことが...」と想いを伝えるところで和葉は目に涙を浮かべ、aikoさんの主題歌「相思相愛」が流れ、物語は幕を閉じました。

しかし、反応がない和葉に平次が問いかけたところ、直前に受けたスタングレネードで耳が一時的に聞こえなくなっていたため、平次の愛の告白は届いていなかったようです。

目に浮かべた涙もスタングレネードの閃光によるもの。

ただし、本当に平次の告白が聞こえていなかったのはか不明です。

というのも、映画は基本的には原作とパラレルの設定であるため、今後、原作に本作の内容が反映されるとは考えにくいからです。

今後の原作における平次と和葉の動向が注目されます。

見ておくともっと映画を楽しめるオススメ回

上野発北斗星3号(第22巻)

久しぶりの登場となった西村警部の初登場回が掲載されています。

ちなみに、西村警部は劇場版『名探偵コナン 銀翼の魔術師』で一瞬だけ登場しています。

工藤新一少年の冒険(第55巻)

初代怪盗キッドである黒羽盗一が登場した回であり、盗一と優作の関係が明らかになる回です。

ホームズの黙示録(第71巻・第72巻)

ロンドンのビッグベンで新一が蘭に告白するまでの一連の回が収録されています。

恋と推理の剣道大会(第93巻・第94巻)

沖田総司と鬼丸猛が登場するので、二人に対する理解度をより深めておきたいなら読んでおくと良いでしょう。

キッドVS高明 狙われた唇(第96巻)

平次がキッドを執拗に対抗意識を燃やす理由が描かれています。

小ネタ

一瞬映るたぬき

ブライアンとのカーチェイス中に林を突っ切る場面がありますが、その一瞬、驚いて逃げるたぬきが映っています。

おまんがな再び

和葉と聖の会話を目にしたコナンが服部に見せてやりたいと思ったときのコナンの表情ですが、アニメ第651話「コナンVS平次 東西探偵推理勝負」の中に登場した「関西人の特徴でおまんがな」という台詞を発したコナンの顔にそっくりです。

ラッキーピエロ

舞台が函館ということで、函館のご当地グルメであるラッキーピエロのようなハンバーガーショップで平次とコナンが会話するシーンがあります。

先日、マクドナルドともCMでコラボしましたね。

目暮警部・高木刑事ら不在

から紅の恋歌、紺青の拳に続き、今回は不在です。

代わって、西村警部が事件捜査の中心を担っています。

少年探偵団の扱い

少年探偵団は映画の中盤当たりで博士とともに函館にやってきます。

出番自体は少ないものの、宝のありかを解読するための実証役として大切な役割を担います。

エンディングでは、宝のありかを示す光を指し続ける光彦が、コナンからの連絡を待ち続けているさまが描かれています。

眠りの小五郎不在

今作は眠りの小五郎は不在でした。

代わりにキッドに睡眠薬で眠らされていましたが。

エンドロールに池田秀一さんの名前

川添が誰かの変装であることが判明した際に、気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、エンドロールでは、先立って役名なしで池田秀一さんの名前がクレジットされています。

『キミがいれば』は流れていない?

エンドロールで『キミがいれば』がクレジットされていましたが、劇中では流れていません。

もともとは使用される予定で、変更になった際の名残でしょうか。

気になる2025年の劇場版の予告内容は?

毎年恒例の次回作の予告。

吹雪が吹き荒れる雪林が映し出され、諸伏高明と大和敢助、そして毛利小五郎の声が聞き取れます。

恐らく、舞台は長野県となるでしょう。

『水平線上の陰謀』以来のおっちゃんメインとなるか、それとも諸伏景光(スコッチ)に関係して、安室透を交えてくるかといったところでしょうか。

関連エピソードの再放送であったり、原作の進展もありそうですね。

感想

意外と厳しい声も見られますが、個人的には黒鉄の魚影と同等、いやそれ以上に素晴らしい仕上がりだったと思います。

近年の劇場版作品に比べて、ところどころ作画が怪しい点は残念でしたが、綿密に作りこまれた謎解き、地上や空中でのアクションには目を奪われました。

そして何より、和葉への告白。

最高のタイミングでエンディングを流してくれたと思います。

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